「し」から始まる用語一覧
431件
心持ち材(しんもちざい)
心持ち材とは、丸太の中心部分にある樹心を含んだ木材を指す。
心持ち材は、強度が高く、そりやねじれが少ないため、土台や柱などの構造材に用いられる。心持ち材を柱に使用する際には、心がまっすぐな木材で、心が柱の中心になるように木取りすることが一般的である。ただし、乾燥による割れが生じやすいため、変形を逃す背割りが必要となる。特にスギやヒノキなどの針葉樹では中心が赤褐色になるため赤身と呼んでいる。また、木の中心部を含まない木材は、心去り材と言う。
芯持ち材(しんもちざい)
芯持ち材とは、木の中心部である樹心部を含んで製材された木材のことを指す。丸太から大きく製材できるので、おもに構造材としてよく使われる。構造材とは、柱や土台など建物の構造を構成する建材のことで、芯持ち材のように耐朽性や剛性の高い、太い材木が使われる。一方で、乾燥すると割れを生じやすく、表から見える化粧面以外の一つの面に、割りを直径の約1/2程度の深さに入れる「背割り」という処理が必要となる。
対義語として、樹心部を含まずに製材された木材は芯去り材という。
深夜電力(しんやでんりょく)
深夜電力とは、電気需要の少ない夜間の電気料金を割り引く契約プランを指す。電力会社により様々なメニューがあるが、夜10時から翌朝7時までを深夜時間帯とし、この時間の電気料金を割り引く一方、昼間の電気料金が割高になるプランが多い。深夜電力の価格の安さを有効に活用する方法として、夜間に熱を溜めて、日中には電気を使わない夜間蓄熱式機器や、夜間に給湯する電気温水器の利用がある。
針葉樹(しんようじゅ)
針葉樹とは、主に葉が針のように細く尖った形状をした裸子植物を指す。代表的なものにマツやスギがある。その多くは常緑樹だが、なかには落葉するものもある。まっすぐ伸びて円錐形の樹形になることが多く、枝分かれして丸くこんもりと育つ広葉樹とは対照的である。
針葉樹は組織が単純なため、肌目が滑らかで軟らかい材となる。まっすぐで長い材がとりやすいため、古くから柱や梁などの構造材に利用されてきた。そのほかに、造作材や建具材、床材としても活用される。
心理的瑕疵(しんりてきかし)
心理的瑕疵(かし)とは、不動産取引において、取引対象となる不動産にまつわる、心理的に嫌悪されるような歴史的背景を指す。現在明確な基準はないが、殺人、自殺、事故死など、人の死が発生した場合が該当すると判断されている。売主・貸主が心理的瑕疵を知っているときは、買主・借主に告知する義務がある。
心理的瑕疵物件(しんりてきかしぶっけん)
心理的瑕疵物件とは、過去の嫌悪すべき歴史的背景によって住み心地に影響が及び、取引対象が本来あるべき住み心地を欠いている状態の物件を指す。物件内で生じた自殺や殺人事件、火災、忌まわしい事故等が心理的瑕疵に該当する。売主・貸主には心理的瑕疵についての告知義務がある。
心裡留保(しんりりゅうほ)
心裡留保とは、民法上、真意とは違うことを意思表示をすることを指す。
取引においては、売る意思がないにも関わらず売ることを表明した場合でも、その意思表示は有効となり実行する義務が生じる。しかし売ることを表明された時点で買い手が売り手の本当の意思を知っていたり、明らかに売る意思がないことに気づくであろう場合には取引は無効となる。例外として、買い手の過失の上で取引されたことを知らない第三者にすでに譲渡されていた場合は、無効とはならず第三者から取り戻すことはできない。
芯割り(しんわり)
芯割りとは、芯を持っている角材を乾燥させる際に、鋸を引いて割れ目を入れる加工工程のことを指す。
背割りとも言う。芯割りをせずに乾燥すると木材の収縮により材面に干割れが起こるため、防止の意味で行う。また芯割りには、角材の芯まで効率よく乾燥が進みやすいという利点もある。芯割りを施した角材は、通常は柱や床材などの化粧材として使用される。
このほか、浴室などのタイルを貼る際の割り付けにも、芯割りと呼ばれるパターンがある。
心割れ(しんわれ)
心割れとは、樹木や木材が、髄と呼ばれる中心部分から外側に向かって年輪と直角方向に割れる現象を指す。心割れは、樹木を伐採する際に強い力がかかることで起こりやすい。また、丸太の中心部と外周部における繊維の密度差や、含水率の差が大きい場合にも発生する。よって、樹木の伐採時や伐採後に乾燥させる過程で心割れが生じることが多い。髄のある部分は特に発生しやすいため、丸太から木材を製材する際には心割れを年頭に入れて行う。具体的には、心割れの発生している中心部分から二つに割ったり、髄の部分を厚めに切り出したりする。
GL工法(じーえるこうほう)
GL工法とは、GLボンドと呼ばれるせっこう系接着材によってコンクリート壁に石膏ボードを直接貼り付ける工法を指す。GLは「Gypsum Lining:石膏裏張り」の頭文字である。
壁にプライマーを塗布して、だんご状に練ったGLボンドを一定のピッチで壁に盛り付けた上に石膏ボードを密着させる。壁に多少の凹凸があっても補修や均す作業を省ける上に、コンクリート壁との間に軽量鉄骨の下地も必要ない。作業の手間が少なく、工期も短縮できる。
GCボード(じーしーぼーど)
GCボードとは、グラスウールにガラスクロスを貼り付けた板状の内装材を指す。
吸音性にすぐれており、楽器を使う部屋やWeb配信をする部屋など、音の出る部屋の壁などに使用される場合が多い。ガラスクロスでできた吸音材は必要な大きさに応じてカットしたり、端の処理をしたりする必要があるが、GCボードはパネル型に処理されているため、そのまま壁に取り付けやすい。基本は白色だが、黒色や灰色など壁として使用しやすい色のものもある。
GCボードの原料となっているグラスウールは、溶かしたガラスを細かく繊維状にし、綿の様にしてから圧縮したものである。燃えないガラス素材のため、防火性や断熱性にもすぐれており、壁や屋根に断熱材として使用される場合もある。
地板(じいた)
地板とは、住宅の床面と同じレベルに張られた板敷き部分の総称を指す。
主に和室の一部に畳面と同じ高さに納めるものが多い。書院造りの付け書院、床の間、床脇などにも多用される。敷かれる場所によって別の呼び名があり、和室の入口部分にあるものを「踏込み板」、茶室の座敷内のものを「板畳」、床脇に付いた違い棚の下にある幅広い板を「地袋板」「敷き込み板」「地の板」などと言う。
地板の樹種は、格式のある書院では杢の美しいケヤキ、茶室や数寄屋風の簡素な作りではアカマツやスギ類、その他にトチノキ・クスノキ・ツガなどに漆塗りをした材を用いるなど、使い分けられている。
Jターン(じぇいたーん)
Jターンとは、地方で生まれ育った人が就職や進学を機に大都市圏へ移り住んだ後、故郷とは違う他の地域に移住・就職する行為を指す。一般的には、故郷の県の県庁所在地など、生まれ育った場所に近い地方都市で就職や転職をすることが多い。大都市圏で暮らしていた地方出身者が就職のために地元へ戻るUターンに対して、地元には戻らずに、その近くの都市に移住して就職をする流れがJの字に似ているため、Jターンと呼ばれている。
ジェットバス(じぇっとばす)
ジェットバスとは、湯や気泡が吹き出す機能のある浴槽を指す。浴槽の下部や側面に設けられた穴から湯や気泡が噴射される仕組みである。
ジェットバスは水流や気泡が体を直接刺激するため、血行促進効果やリラックス効果が期待できるといわれている。
直ガラス障子(じかがらすしょうじ)
直ガラス障子とは、明かり採り機能を持つ雪見障子の1つで、腰付障子の腰板の上、紙障子の下に板ガラスが入っているタイプを指す。
額縁障子の1種でもあり、板ガラスのサイズが、横額入り障子の一まわり大きい。障子を閉めたままでも室内から庭の景色を眺められる。上下または左右に開く小障子はないため、明かりを取りながら視線を遮れるように、すりガラスや模様入りのガラスを入れる場合もある。腰板がついている点では「腰付障子」にも分類できる。
直天井(じかてんじょう)
直天井とは、上階の床や屋根にあるコンクリートスラブなどの下面を露出させ、部屋の天井にする建築形式を指す。
露出させた面を天井として仕上げる方法としては、コンクリート打ち放し仕上げ、塗装仕上げ、吹き付け仕上げ、クロス貼り仕上げなどの選択肢がある。
自家発電(じかはつでん)
自家発電とは、外部へ電力を販売する目的ではなく、自ら消費する目的で発電することを指す。種類としては、太陽光発電・ガスによる家庭用蓄電池・エンジン式発電機・手動式発電機・風力発電装置がある。節電効果や電気料金の節約などのメリットがあるが、近年では停電や自然災害への備えとして導入されることも多い。経済産業省では蓄電池の価格低減を目標とし、地域によっては高額な補助金が支給される自治体もある。
直物(じかぶつ)
直物とは、売主から直接、売却の依頼を受けている物件を指す。直物件(ちょくぶっけん)とも言う。例えば、売主A氏と専属専任媒介契約を結んだ不動産会社A社が、A氏から物件Aの売却を依頼されたとき、A社にとって物件Aは直物になる。また、売主B氏が不動産会社数社と一般媒介契約を結んだ上で、これらの会社に物件Bの売却を依頼した場合、同じように物件Bが直物になる。一方、売主A氏やB氏と直接的になんの契約も取り交わしていない別の不動産業者からみた物件Aや物件Bのことは、先物(さきもの)と呼ぶ。すでに、先に物件を販売する不動産会社が存在するという解釈からこうした呼び方が成立するようになったと言われている。
直床工法(じかゆかこうほう)
直床工法とは、コンクリートスラブなどの床スラブの上に、床の仕上げ材を直接張る工法を指す。
スラブに厚みがないと下の階へ足音が響いてしまうため、仕上げ材には防音性のあるものを用いる必要がある。たとえば、遮音性の高いフローリングを張ったり、防音性のあるクッション材をフローリングの下に張る方法などがある。床部分の厚さが薄くなるため、天井を高くできる利点がある反面、遮音性を重視するようなマンション等ではあまり採用されない。
地形(じがた、じぎょう)
地形とは、土地の形や傾斜、起伏などを指す。ジガタ、ジギョウと読む。
一般的に正方形や均整な形が良いとされており、起伏がなく整形地の方が土地を有効活用できる。不整形地であっても、その形に合わせて、庭や駐車場にするなどして有効利用することもできる。また、接面道路から細長く引き込み通路を持った旗竿地やL字型の土地の場合、通りから見えにくい場所に家を建てられる点がメリットになることもある。