ヘアクラックとは、
建築物の
外壁や内壁にできる
ひび割れのうち、幅0.3mm以下、深さ4mm以下のものを指す。
経年劣化やモルタル・コンクリートなどの乾燥、
地震や
地盤沈下、
施工不良が主な原因である。特に
経年劣化は最も多い原因で、
外壁などは
雨水の吸水・乾燥を繰り返すと、
外壁自体が膨張・収縮を繰り返し、その負荷から
ひび割れが起きる。補修に緊急性はないが、見栄えの悪さや
構造への影響を防ぐために
メンテナンスが必要である。修復はコーキング剤や
塗料、
モルタルなどを用いて行われる。
髪の毛ほどのヒビ、という意味でヘアクラックと呼ばれ、クラックが幅0.3mm以上、また
構造そのものに影響を与える場所(
基礎部分など)にできるものは、
構造クラックといわれる。