梁成とは、水平方向に渡される
梁において上面から下面までの高さを指す。
対して横幅の
寸法のことを
梁幅と言う。
梁には基本的に鉛直方向の力がかかるため、
梁幅より梁成の方が大きいことが多い。梁成の
寸法は
建築基準法施行令に基づいた
構造計算により住宅構造や
柱の間隔によって決まる。木造建築の場合、
構造計算
スパン表を照らし合わせることで梁成の
寸法を決めることが多い。RC造建築の場合は、
スパンに対して梁成は10分の1程度の
寸法とするなどの大まかな基準はあるが、個性的な建築形状の場合や2階以上の用途によっては
梁に対する荷重によってたわみが生じる可能性があるため、
建築物ごとに
構造計算をし、梁成を算出する。