高架水槽給水方式とは、高層建築物の各階に
給水する方式の1つで、建物の
屋上に設置したタンクから落下する水圧を利用する仕組みを指す。「高置きタンク方式」とも言う。
タンクの架台は塔状で、
鉄骨造または
鉄筋コンクリート造が多い。
高架水槽には、地上に設置した
受水槽に貯めた水を揚水ポンプで汲み上げて貯留する。
高架水槽、
受水槽ともに定期的な洗浄などの
メンテナンスが欠かせない。
従来は2
階建てまでの
低層住宅は水道本管から直接給水する方式、3
階建て以上の中高層住宅は高架水槽給水方式が一般的だった。現在は、3~5階の中層住宅では高圧ポンプで直結給水する方式に置き換わりつつある。