メーターモジュールとは、1mを基本寸法とする設計基準を指す。
モジュールとは基本寸法、基準単位のことであり、
モジュールを元に各柱芯の距離が決まる。日本では従来、「
尺モジュール」(基準寸法=約91cm)を使用している。
畳のサイズは91cm×182cmで、
畳(
畳1枚分)や
坪(
畳2枚分)など、
畳のサイズを基準とする広さの単位が一般的に使われている。
これに対し、メーターモジュールは
尺モジュールより約9cm長いため、
廊下や
階段、
浴室・洗面所、
トイレなどのスペースは、
尺モジュールの設計より広くなる。車いすも通行しやすいため、
バリアフリー設計など老後を考えた住まいづくりで採用されることが多い。一方で、
和室の
畳や
襖などのサイズが合わないこともある。