三和土とは、土や
漆喰、
コンクリートなどで仕上げた
床材を貼らない
土間を指す。
もともとの和風建築では、土に
石灰と苦汁(にがり)を混ぜ合わせて練ったものを、3
寸(約9cm)程度の厚さで
土間に塗り、叩いて固めた仕上げ方を意味する。3種類の原料を混ぜることから「三和土」という当て
字になった。「敲き土」「叩き
土間」の略とも言われ、「
漆喰叩き」とも呼ぶ。
現在の
土間は
コンクリート下地に
モルタル仕上げが一般的で、材料を叩かないが、俗に「たたき」と称されている。