腐食とは、様々な外的作用により
構造物が傷み、
外観や機能が損なわれる現象を指す。
建築基準法施行令では、建築の際に行われるべき防腐措置や材料ごとに、腐食対策を施されたものを選択するなどの基準が示されている。
腐食しにくい素材や、素材に合った防止策をとることで腐食は抑制できる。木材の腐食を防ぐため、
雨水を流したりすぐに乾く機構を付けたり対策が施されるが、表面を虫や小動物に齧られたり、接合部のわずかな隙間に水がたまると腐食が発生する。
鉄筋コンクリートであれば、
コンクリート自体の持つアルカリで内部の
鉄筋を覆いサビによる腐食を防いでいるが、外部から
雨水が侵入すると内部の
鉄筋にサビが生じる。そのため
施工時に対策をした後でも定期的な
メンテナンスが必要となる。