あばたとは、
コンクリートの表面に空気やエントラップドエアが露出して、硬化してしまった現象を指す。
エントラップドエアは気泡の一種で、通常の
コンクリートに0.5~3.0%程度存在している。
あばたは、
コンクリート打設時に締め固めが不足したり、セメントペーストが分離したりすることが原因で生じる。また、打ち込まれる
コンクリートのスランプが大きい場合や
コンクリートの温度が高い場合にも、あばたの発生確率が上がる。あばたは建物の
外観を損なわせるだけに留まらず、
コンクリートの建物の耐久性低下という悪影響を及ぼす。あばたの一般的な補修方法としては、あばた部分にポリマーセメントペーストを塗布する方法がある。