暴風
(ぼうふう)
暴風とは、気象庁により定められた暴風警報基準以上の強い風、身の危険を感じるほどの強い風を指す。
爆弾低気圧や台風が主な要因となって発生する。立っていられない、看板が飛ぶ、木の幹が折れるなどが起こりうる風で、更に強い風速になると家屋の破損や交通網の麻痺などに影響し、被害は甚大となる。気象庁の用例では風速が毎秒20m以上、暴風を標題(警報、海上警報)以外で使用する場合は原則として風速を付記、天気概況や情報には風速を明示して用いるとしている。また台風の風速毎秒25m以上の暴風域に用いる。
各地の気象台もしくは気象庁が発表する「暴風特別警報」は、数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合、「暴風警報」は、暴風により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに出される。警報の基準風速値は、季節や地域の社会的環境によって災害の影響が違ってくるため、都道府県単位で設定している。