表層崩壊とは、山の土砂が崩れ落ちる
斜面崩壊のうち、山肌にある表層の土壌だけが崩落する現象を指す。「山崩れ」「
崖崩れ」とも言う。
深い岩盤の層まで一緒に崩れ落ちる現象は「
深層崩壊」と呼ぶ。
崩壊は、速いスピードで一気に土壌が移動するもので、移動速度が遅く断続的に移動する「
地すべり」とは区別される。英語では、
崩壊は「slump」、
地すべりは「slide」となる。
崩壊の誘因としては、
地震、地殻変動、
豪雨、融雪などが挙げられる。
森林がある山でも
崩壊しにくいとは限らない。林業家の間では「尾根マツ、谷スギ、腹ヒノキ」と言われ、水分の多いところを好む杉林のある谷間は危ないとされる。