置換換気とは、人が活動する床付近の
換気や、
冷房を効率良く行うシステムを指す。
天井の高い大きな部屋を効率よく空調するシステムで、もともとは溶接工場の作業環境を改善する目的で開発されたものであり、北欧を中心として20年以上の実績をもつ
換気方式である。
室内温度よりも低い温度の空気は重いので、その空気を床面から静かに
給気することで床付近に低温の温度成層ができる。室内に炉のような発熱体があると、暖気は静かに上昇気流に乗り
天井付近にたまり、これを
天井の
排気口から排出する。ピストンフローのような気流となり、効率良く
換気ができる。また部屋全体を
換気や
冷房した場合と比べて、風量や
冷房エネルギーを削減できる。