吊り天井とは、
天井裏の
コンクリート部分にボルトを装着し、格子状の骨組みを吊り下げた表面に
石膏ボードなどを取り付けて作られる
天井を指す。
天井裏に空間ができることに加えて、
照明器具や空調器具を配置できるため、空間を有効活用できるメリットがある。また、防音効果を意識した造りにすることもできる。吊り天井の仕組みは、主にショッピングモール、学校の体育館、工場などの大空間で取り入れられている。2011年3月に発生した東日本大震災の際に
天井ボードが落下するなどの被害が頻発したことで
耐震性が問題視されるようになり、2014年に
構造基準が見直され、特定天井として一定の安全性が求められるようになった。