雨仕舞いとは、建築・建設現場で建物の中に
雨水が入らないようにすること、またはそのための
施工方法を指す。
具体的には、
リフォームでの増改築や
玄関ドアや
窓サッシなどの交換を行う際に、躯体との結合部や
屋根部分に防水処理を施す。
一般的に雨仕舞いには水切り金具や防水紙、
シーリング材を使用されるが、
施工には以下の2点を考慮する必要がある。
1つ目は雨の通り道を確保することである。
雨水は
屋根から
庇、雨樋、地面へと流れていくが、どこか1つでも詰まっていると流れが変わり
雨漏りにつながってしまうためである。
2つ目は
屋根の細部処理である。台風や大雪など何らかの原因で
雨水が逆流したときに、建物内に浸入しないように壁との境目を2重3重にしたり、
窓や扉を防水仕様にしたりする処理が重要である。