不燃積層石膏ボード
(ふねんせきそうけっこうぼーど)
不燃積層石膏ボードとは、通常の石膏ボードの表裏面に不燃性の原紙を採用したものを指す。
石膏ボードの防火性能は主に厚さによって分かれ、厚さ9.5mmが難燃性2級の準不燃材、同12.5mm以上が難燃性1級の不燃材である。不燃積層ボードは、厚さ9.5mmで不燃材として認定されたものである。基材となる石膏板も若干組成が異なり、石膏や無機質系骨材の量が多め、有機系の接着増強剤が少ない。
化粧を施したタイプと化粧無しがある。化粧ありのタイプは、軽量で不燃材としての機能を持つため、天井直貼りの仕上げ材などに使われている。塗装やクロス貼りの後工程が不要なため、工期が早くコストも安い。